筆跡診断士とは?年収や仕事といった気になる内容を徹底解説

「筆跡診断士って何をしている人なの?」
「どんな仕事ができるの?」

こんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか。

そもそも、筆跡診断とは書いた文字の特徴から性格や内面性を読み解くもので、それら筆跡特徴をもとに診断を行う人のことを筆跡診断士と呼んでいます。

本記事では、筆跡診断士とは何かという話から以下の内容を詳しく紹介していきます。

この記事で分かること
  • 筆跡診断士とは?
  • 仕事内容や行えること
  • 年収
  • 筆跡診断を学ぶ2つの方法
  • 筆跡アドバイザーと筆跡診断士の違い
  • 筆跡鑑定士と筆跡診断士の違いとは?

日本ではあまり知られていない筆跡診断士ですが、活かせる方面はさまざまです。筆跡診断士について知れば、今後の活動に活かせますので、ぜひ最後までお読みください。

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目次

筆跡診断士とは【筆跡から書いた人を読み取る人】

筆跡診断士とは、書いた文字から文字特徴を分析して、書き手の基本となる性格であったり、現在抱えている心理状態を読み取ったりする人のことをいいます。

中でも診断士として活動できる方は、ただ内面性を読み取るだけでなく、診断結果をもとに筆跡改善のアドバイスも行えます。

たとえば、マイナス思考な方であるならプラス思考に働く筆跡改善を行い、運気がない人には開運につながる筆跡改善で、今よりももっと生きやすくなるようアドバイスできます。

筆跡診断士は書き手の内面性を読み取るだけではなく、書き手の長所や短所を把握し、行動の改善も行えるスペシャリストともいえるでしょう。

筆跡診断士の仕事や行えること

筆跡診断士として活動している方は、主に以下のような事を行っています。

筆跡診断士の仕事例
  • 筆跡診断+筆跡改善
  • カウンセリング
  • セミナーの講演会
  • 企業などの研修講師
  • 筆跡診断士の養成

筆跡診断をメインに行うよりも、筆跡改善をメインにして活動している方がほとんどです。

また、筆跡診断士は上記の見出しで紹介した、性格などの内面性や筆跡改善だけしか行えないわけではありません。

筆跡診断士が行えること
  • 性格などの内面性
  • 適正職業の診断
  • 相性診断
  • 金運
  • 健康面
  • 子どもの心理状態

上記で挙げたように、色々な場面で活躍できるのが筆跡診断士なのです。

筆跡診断士の年収

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筆跡診断士の年収は人それぞれでありますが、正直高収入を得られている人は、ほんの一部しかいません。

海外の筆跡診断士は国家資格であるため、地位が高く仕事があるそうですが、日本では重要視されていない分、仕事にすることは難しいでしょう。

筆跡診断士としての診断力だけではなく、営業力やマーケティング力なども必要となるため、筆跡診断だけで食べていけるほど、甘い世界ではないのです。

この業界は、趣味でやる分には楽しいですが、仕事としては軽い気持ちで踏み入れてしまうと後悔につながるかもしれませんね。

筆跡診断士になるために学ぶ方法2つ

筆跡診断士になりたい・学びたい場合は、以下2つの方法があります。知っておけば、勉強したいと思ったときに、すぐに行動できるようになりますよ。

筆跡診断士になる2つの方法
  • 簡単に筆跡診断を学びたいなら本がオススメ
  • 筆跡診断士の資格を習得できる3選

始めやすい方から順番に紹介しますので、合わせて参考にしてくださいね。

簡単に筆跡診断を学びたいなら本がオススメ

一番簡単に始めやすいのは、本で学ぶことです。以下で紹介する本は、日本で筆跡診断を広めた筆跡診断士協会会長の森岡恒舟さんが書いた本です。

『筆跡の科学「書は人なり」という真理』森岡恒舟 (著) 2,750円

画像出典元:amazon

この本を読めば、基本となる筆跡の型を学べ、「筆跡」と「深層心理」・「行動の原理」といった筆跡診断の基本が学べます。文字の特徴に対して性格傾向も紹介しているので、非常に分かりやすいです。

また、著者である森岡恒舟会長は、累計診断数5万人を超える筆跡データから“筆跡研究のパイオニア”を見出した方でもあるため、筆跡を学ぶならこの本は持っていた方がいいでしょう。

加えて、歴史上の人物や有名人の例がたくさん出てくるので、有名人に興味があって歴史が好きな方は読んでみると面白いと思いますよ。

筆跡診断士の資格が習得できる3つの団体

本格的に筆跡診断の資格を習得したい方は協会などに属して、資格取得を目指します。いろいろな団体がありますが、主流な協会は以下のとおりです。

筆跡診断士の資格を習得できる団体3つ
  1. 筆跡診断士協会
  2. 日本筆跡心理学協会
  3. 筆跡仕事人

国家資格ではないため、いろいろな団体があります。正解はありませんが、自分に合った団体を探すといいでしょう。

私は一度協会に入りましたが、通信ということもあり別団体に入会し直しました。このような経験がありますので、もし入会で悩んでいる場合は、お声掛けいただければアドバイスもできますよ。

1.筆跡診断士協会

筆跡診断士協会 入会金:10,000円

  • 初級講座:前期10回/30,000円 後期10回 /30,000円
  • 中級講座 全20回 /80,000円
  • 上級講座 全20回/100,000円

筆跡診断士協会は、筆跡診断の本元となる協会です。上記で紹介した著者の森岡会長が創業者なので、安心して通えるところでもあります。

ただし、私は通信で一度お世話になりましたが、とにかくレスポンスが遅くてやめてしまいました。直接、教室に通うコースもありますので、そちらの方がいいでしょう。

2.日本筆跡心理学協会

日本筆跡心理学協会

  • 筆跡アドバイザー3級コース/85,800円
  • 筆跡アドバイザー2級コース/85,800円
  • 筆跡アドバイザー1級コース/105,600円
  • 筆跡アドバイザー・マスター・テスト 模擬試験 8,800円/1回
  • 筆跡アドバイザー・マスター・テスト 39,600/1回

日本筆跡心理学協会も大きな団体で、所属している方が多くいます。また、オンラインでも講座もあるので、通信でも資格取得を目指せるでしょう。

この団体の元会長は、筆跡診断士としてかなりの実力があり、メディアにも取り上げられていた方なので、安心して学べることでしょう。

3.筆跡仕事人

筆跡仕事人

  • 筆跡アドバイザー初級コース/36,000円
  • 筆跡アドバイザー中級コース/46,000円
  • 筆跡アドバイザー上級コース/90,000円
  • 筆跡診断士資格取得コース/110,000円
  • 筆跡診断士資格取得まで一括/ 282,000円→253,800円(10%割引)

私が日本筆跡診断士協会から移籍したのが、こちらの団体です。メディアでも活躍されていたので、信頼性がありそうと思いコンタクトを取りました。

基本、オンラインで1時間〜2時間の講座でサクサク進められます。私の場合は、4か月程度で資格が取れました。

筆跡アドバイザーと筆跡診断士の違い

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筆跡アドバイザーとは、筆跡診断士になるための過程です。3級〜1級まであり、各階級を取得したとしても筆跡診断は行なえますが、無料でないといけません。

その点、筆跡診断士は有料で診断することができます。 

ただし、協会によって筆跡アドバイザーの定義が変わる場合もあります。呼び名が異なることもありますので、自分が属そうとしている団体によく確認するといいですよ。

筆跡診断士と筆跡鑑定士の違いとは?

よく間違われるのが、筆跡診断士と筆跡鑑定士です。以下の表で分かりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

筆跡診断士書いた文字から文字の特徴を読み取り、人柄や性格、内面性を読み取り、現状の心理状態を把握して、場合によっては改善を促すのが目的。
筆跡鑑定士文字の特徴から、同一人物が書いているか、文字のクセを見つけること。最後に鑑定した手紙や遺言書、契約書が本人が書いたものかを真偽判定する人のこと。

どちらも筆跡特徴を見ますが、仕事の内容だけでなく取引先も違い、最終的な目的も異なりますので、間違えないようにしましょう。

現役筆跡診断士が語る「筆跡診断士になった理由」

筆跡診断士を目指す人や筆跡診断士として活躍している方のほとんどは、占いに興味があったり、文字に興味がある方が多いです。

私が筆跡診断士になった理由は、元々書道をしていて、文字に興味があったからです。とはいっても、「学ぶぞ!」と思ったのは、結婚時と離婚後の筆跡の違いに衝撃を受けたからでもあります。

筆跡の違いについては以下の記事に掲載しているので、参考までに見てみてくださると嬉しいです。

最初こそは興味本位でしたが、途中から筆跡の正確性・重要性がわかり、悩みを抱える人たちの手助けをしたいと思い、現在は少しずつですが活動できるようになっています。

今後は性格といった診断だけではなく、子どもたちの悩みを解消できるように何か活動していければと考えています。

まとめ【筆跡診断士は多くの場面で活躍できる仕事】

筆跡診断士は、書いた文字から文字特徴を分析して、書き手の基本となる性格であったり、現在抱えている心理状態を読み取ったりする人のことです。

筆跡診断で行えること
  • 性格などの内面性
  • 適正職業の診断
  • 相性診断
  • 金運
  • 健康面
  • 子どもの心理状態

筆跡診断士が活躍している仕事は、以下のとおりです。あくまで参考までにあげますので、他にもさまざまな現場で活躍できます。

筆跡診断士の仕事例
  • 筆跡診断+筆跡改善
  • カウンセリング
  • セミナーの講演会
  • 企業などの研修講師
  • 筆跡診断士の養成

筆跡診断士になりたい場合は、まず本から入ることがオススメです。その次に自分に合った筆跡診断士協会に属するといいでしょう。

また、多くの方が間違えてしまうのが、筆跡診断士と筆跡鑑定士の違いです!仕事内容だけでなく、取引先も代わってきますので、以下の表で要点だけでも覚えておきましょう。

筆跡診断士書いた文字から文字の特徴を読み取り、人柄や性格、内面性を読み取り、現状の心理状態を把握して、場合によっては改善をするのが目的。
筆跡鑑定士文字の特徴から、同一人物が書いているか、文字のクセを見つけること。最後に鑑定した手紙や遺言書、契約書が本人が書いたものかを真偽判定する人のこと。

もし、「協会はお金かかるし…」「勉強してみたいけど、悩んでいる」「話だけ聞きたい」といった方は、私の方でも相談を受け付けています。ぜひ、雑談がてらご連絡ください!

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